The Story ofMichinoku Gold

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海底に泥や砂が堆積してできた縞模様の地層が広がる碁石海岸では、中生代の前期白亜紀に起きた海底火山等の活発化による造山運動(山や山脈等をつくりだす運動)の痕跡が随所に見られます。穴通磯 の褶曲 、碁石浜等の黒色頁岩 、垂水浜 のホルンフェルス等は、みちのくの金を生み出した大規模な造山運動の証であり、悠久の時の流れを感じることができます。

約1億1千~3千万年前の中生代の前期白亜紀、海底火山等の活動が活発化し、地下深部にあった安山岩等の火成岩類が押し上げられ、今出山の原型が形成されました。その際、内部にできた亀裂にマグマから溶け込んだ金を含む熱水が流入し、冷え固まって金鉱脈が形成されました。山中には今出山金山があり、中生代の金鉱脈形成史を示し、悠遠の地質史を物語っています。

気仙郡(岩手県大船渡市、陸前高田市、住田町を中心とする地域)と本吉郡(宮城県気仙沼市、南三陸町を中心とする地域)にある金山34か所を黄金色で示した近世絵図。広範囲に金資源が点在する様子がよく分かります。豊臣秀吉や伊達政宗など戦国武将たちが、金山を掌握し、積極的に採金事業を展開せた状況を具体的に示す貴重な資料です。

約4億5千万年前の氷上花崗岩で構成される三陸ジオパークのジオサイトの山(874m)。古くから良質な金や水晶の産出で知られ、玉山金山遺跡は氷上山の中腹に位置しています。

三陸リアス海岸の岬の1つであり、三陸ジオパークのジオサイトの1つ「岩井崎」は、浸食された岩の割れ目から高く吹き上げる潮が美しい景勝地であるとともに、日本列島では珍しい古生代の地質が剥き出しとなっています。金脈を探す指標である、地質の“ヘリ”を間近に見ることができる貴重な場所には浪漫が溢れています。

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